文書管理の国際標準規格ISO30300のガイドラインが国際投票中。日本のガイドラインがたたき台に。
2014年3月16日
国際標準規格ISO30300 (Information and documentation -Management systems for records- Fundamentals and Vocabulary)は,2011年に制定された。
本規格の制定に強く関わっていた廣田傳一郎理事長は,2010年ごろから実務指針としてのガイドラインの制定が必要不可欠であると主張し,同時にプロジェクトプランの策定に参画していた。
廣田理事長が主張したISOのガイドライン案は,当時日本でも策定に関わっていた公文書管理法のガイドラインをたたき台にしたものであった。
幸い,プロジェクト委員らからは,日本のガイドラインはsimple にしてclear であるとして高い評価を得ていたので,その後の審議も順調に行われてきた。このたびガイドラインは,ISO30302 (Information and documentation -Management systems for records- Guidelines for Implementation)として国際投票(CD)に付されており,4月19日に結果が判明する。投票結果は,本ホームページでご報告する。
なお,2014年度の文書管理の国際会議(ISO/TC 46/SC 11)は,5月5日(月)から8日(木)まで4日間,Washington DCで開催される。投票結果が出ているガイドラインについては,5月6日(火)の9:00から17:00まで,集中的に審議する予定になっている。